2016年10月20日

朝ビールの不倫カップルその後

箱根登山鉄道IMG_0160.jpg
前回ブログを更新した後、
記憶が次々甦り、追記したい
思いを抑えきれず、
キーボードを叩きます。
悲劇的結末は見えて
いるのに、つかの間の
幸福に身を任せる不倫
カップル、そこには
人間の切なさ、愚かさ、
そして愛おしさがあり、
僕は小さな感動さえ
覚えていました。
綺麗な若い女性は、
思い返せば水商売風の
派手な感じではなく、
もしかしたら、職場の
上司と部下の関係、あるいは、
キャバクラでアルバイト
をしている女子大学生
といった風情で、
朝ごはんの魚を
骨から綺麗に剥がして
食べる所作に、何だか
育ちのよささえ
感じられます。
中年男性のほうはというと、
追加したビールを
飲みながら、
おかずを乗せた白米を
豪快にかきこみました。
「仲居さん、ご飯おかわりもらえますか」
すごい食欲です。気持ちいいほどです。
そのあと、僕も負けずに
おかわりをしたのですが、
おかわりのため男性の
ご飯茶碗を受け取った仲居さんが、
「奥様はどうなさいますか?」
と、若い女性におかわりを
するかどうか尋ねます。
女性は少しうれしそうな
表情を浮かべると
「いえ、けっこうです」
と小さく答えます。
学校では教えてくれない
ことを社会というのは、
勉強させてくれるのだな
と、僕はそのとき思いました。
おそらく結ばれる可能性の
きわめて薄い不倫の
女性にとって、「奥様」
という仲居さんの言葉は、
つかの間の夫婦を「体験」
させてくれる幸福の
一言だったのです。
この道で仕事をしていれば
そういうカップルが本当の
夫婦でないことは
充分承知の上で、
あえて「奥様」と言葉を
かけるところに
旅館業のカスタマーズ・
ファースト精神の奥深さを
知るのでした。

僕が2人を不倫と
確信したのは、
帰りの電車でのことです。
記憶が定かではないの
ですが、その日、僕ははやく
帰らなければならず、
旅館周辺をぶらりと
見て歩いたあと、早めに
帰りの電車に乗るべく、
駅のホームにいました。
この時間に帰る客は
多くなく、先ほどの
不倫カップルが
やはりホームで
電車の到着を
待っているのは
すぐわかりました。
とても違和感を感じたのは
その男性の格好です。
仕立ては悪くなさそうですが
普通のビジネス・スーツに
大きめのビジネスバッグ、
そうです、まるで
出張に行くサラリーマン
の姿そのものなのです。
ネクタイは外して
いましたが、
どう見ても観光地には
似つかわしくない姿です。
おそらくその男性は、
奥さんには出張だといって
でてきたのでしょう。

若い女性のほうはというと、
(女性のファッションは
よく分からないのですが)
目だったブランド物を
着ている様子も無く、
どちらかといえば
地味な印象の服装です。
ただ、顔立ちが華やかで
小柄ではありましたが
とてもよいスタイル
だったので、遠めにも
目を引く印象的な
女性でした。
いま、あの女性は
どうしているのだろう?
幸福になってくれて
いればいいのだけれど。

何だか、このブログの
趣旨とは離れた話に
なってしまいました。
次回からは、
軌道修正したいと思います。
posted by トッチ at 01:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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