2016年09月18日

立ち食い蕎麦4条件。

立ち食いそばsobaIMG_0081.jpg

立ち食い蕎麦は、なぜうまいか?
きょうはそれについて考えてみます。
最も食べたくなるのは駅の立ち食い。
たまらない空腹に、ホームに漂う
かつお・昆布出汁と醤油、みりんが醸し出す
甘くかぐわしい香り。
電車を一本見送れば食べられる。
食券の販売機に小銭を投入、
迷わずかき揚げ蕎麦。
健康を考えて、わかめをトッピング。
10数秒で出来上がるのが
たまらなく素敵だ。
ズズっと蕎麦をすすると、
刻み葱の香りに少し濃い味のそばつゆ。
これが立ち食いだ、そばの香りだの
のど越しだのごちゃごちゃ言ってはいけない。
空腹の胃袋に熱い蕎麦が満たされる幸福。
かき揚げを出汁に浸して、口へ運ぶ。
うまいうまい、小麦粉たっぷり
油の染みたかき揚げのボリューム感がうれしい。
空腹に一気に流し込む一杯の蕎麦。
これは、上品に気取った本格蕎麦屋では、
決して味わうことはできない味。
一刻を争う空腹には、こだわりの蕎麦屋では
だめなのです。スピードもボリュームも全く足りないのです。
しかも法外な値段。
立ち食い蕎麦は、日本が生んだ
天才的ファーストフードだと思う。
この幸福は、どんなにお金があっても
とても限られた条件でしか得られない。
空腹で、近くに立ち食いがあって、
そばつゆの匂いに欲望が沸騰し、
10分程度の時間があること。
この立ち食い蕎麦4条件が満たされたものにしか
味わえない幸福なのです。
僕が今でも忘れられない立ち食い蕎麦は、学生のころ、
八王子の駅のホームにあった「おでん蕎麦」。
なんて、不思議な組み合わせですが、
本当にさつま揚げやコンニャクを蕎麦の上に
乗せて練り辛子までぬってくれる。
貧乏だった僕は、どこの立ち食いでも
だいたいかけ蕎麦。
横でサラリーマンが3種のおでんが乗った
「おでん蕎麦」を食べているのが羨ましくて
仕方なかった。いつか、自分で
お金を稼げるようになったら
絶対に食べてやると思っていたのに
八王子に行く機会がなく
いまだに果たせていない夢なのです。











posted by トッチ at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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