2016年09月25日

「料理百名山A」鰹節マヨネーズ・スパゲティ

マヨスパIMG_0175.jpg
もう30年以上前に読んだ椎名誠さんのエッセイに
でてきたスパゲティです。
貧乏な若者たちが安く旨いものをと
「発明」した料理のように思われます。
つくり方は簡単。
茹で立てスパゲティの湯を切り
熱々のうちにマヨネーズ、
たっぷりの鰹節に、ほんの少し醤油を加え、
一気に混ぜ合わせれば出来上がり。
たったこれだけで
信じられないおいしさです。
いくらでも食べられます。
これはタラコ・スパゲティに並ぶ
日本人の大発明ではないかと思うのですが、
タラコスパはイタリア人にも考え付くような
気がするのですが、鰹節マヨネーズスパは
日本人にしか考えられない料理だと思うのです。
鰹節とマヨネーズを合わせるという発見、
そこに加わる醤油が2つの味の橋渡しをし、
奇跡の料理を生んだと言っていいでしょう。
この超個性的な味わいは、日本人の本能を刺激する
烈しいうまさですが、もしかしたら外国の方には
鰹節の風味が魚臭く好まれない方も
いらっしゃるかもしれません。
お好みで、バターを加えたり、
パセリやカイワレ大根、
刻み海苔などをかければ、
また違ったアクセントの味わいを楽しめます。
貧乏な学生料理のようですが、
見方を変えると、
材料をストイックに極限までそぎ落とした
非常に完成度の高い料理と
いうことができるでしょう。
ある種の品格さえ感じさせます。
「発明」からすでに30年以上の歴史を持ち、
高級イタリアンのパスタとは全く違う
アプローチで、庶民料理の頂点を極め、
誰にでもおいしくつくることができるという
点も素晴らしいのです。以上のような理由で、
「料理百名山」のだい2号に選定したいと
思います。

posted by トッチ at 12:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 料理百名山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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