2016年10月03日

「料理百名山D」崎陽軒のシウマイ弁当

崎陽軒IMG_0254.jpg
僕は、駅弁が好きで、
旅行最大の楽しみと言っても
いいぐらいです。
最近の駅弁は群雄割拠、
デパ地下の弁当売り場もそうですが、
東京駅の駅弁コーナーなど、
行くだけで楽しく、いつも
電車の発車時刻ギリギリまで
迷ってしまうほどです。
ただ、最近の傾向として、
ウニ、イクラなど豪華な海鮮を
乗せた弁当や、高級ブランド牛の
ステーキ弁当、料亭や有名洋食店の
つくった弁当など、かつての駅弁では
考えられなかったものが、
けっこうな人気を集めていて
価格も庶民が買うのにちょっと
勇気のいるものが普通に
売られています。
僕は、これはちょっと違うと
思うのです。お店や家で食べる
ものを電車の中で食べることは
ないと思うのです。
駅弁のルーツは江戸時代の芝居見物の際に
食べた「幕の内弁当」といわれますが、
芝居見物より圧倒的に多くの人が
利用する電車の中でおいしいごはんを
食べるために進化し、
駅弁にしかない旨さを
生み出したものだと思うのです。
その代表が「崎陽軒のシウマイ弁当」です。
僕は、様々のものにトライしましたが、
完成度という意味ではこれが
ぶっちぎりのナンバー1だと思います。
まず素晴らしいのが
経木の弁当箱です。
この香りがご飯に移るので
ご飯だけでめちゃくちゃ
おいしいのです。
ご飯自体も蒸気で蒸しているそうで
一粒一粒弾力があり、
これぞ駅弁ご飯の王道という感じです。
そしておかずのバランスの良さ。
ひとつひとつのおかずが、
それぞれの個性を開花させたスター揃い、
中華ではありますが、他の幕の内弁当を
寄せ付けない強さだと思います。
シウマイはそもそも冷えてもおいしいものを
ということで開発されたとのことだし、
鶏の唐揚げ、卵焼き、マグロの煮もの、
かまぼこ、筍煮などが入って830円。
ビールのおつまみにも絶好です。
僕の場合、最初はビールのお友に、
最後は、紅ショウガ、昆布の佃煮で
余ったご飯をやっつけます。
1954年発売とのことですが、
これは、駅弁というジャンルをはるかに
飛び越えて、ひとつの料理としての
頂点を極めています。僕の心の中の
審議会としては満場一致で、
「料理百名山」に選定したいと思います。










posted by トッチ at 00:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 料理百名山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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