
食べる前から美味しいのは
分かっていました。
セブンのおにぎり、
「鮭といくら」140円。
何より驚かされるのは
包装のビニール一枚で
いくらの粒々を
保持していることです。
トラック輸送に見事に
耐えながらも、
一口かじるとふんわり
ほどけるご飯の絶妙の
握り具合。
噛むほどに鮭の旨みが
溢れだします。
高級な和食店などで
〆として出されることもある
この鮭いくら&白米の
黄金トリオを、
140円という価格で
実現するコンビニ業界の
恐るべき商品開発力。
コンビニというのは、
庶民には高嶺の花の
グルメを格安な
庶民グルメに
加工して提供してくれる
素晴らしい業態と思えます。
一方で、フランチャイズ店
オーナーが訴える過重労働に
対する返答は、当初、
杓子定規の冷酷なものでした。
自分さえ儲かればいいのか?
セブンの経営陣もようやく
世間の厳しい目に気付き、
対策を講じる動きとなりました。
以前からセブンのファンだった僕も、
この一件には、がっかり
させられました。
いい感じのテレビCMを
いくら流しても、
企業の獰猛な強欲を
見せ付けられる一件があると、
膨大な広告費を一瞬で
無にしてしまうものです。
どうかセブンファンの
期待に応える会社で
あってほしいと思います。