
夜、お酒抜きで
定食を食べようと思うと、
新橋サラリーマンは
途方にくれてしまいます。
昼はランチの定食が
居酒屋さんでも提供されますが、
夜は一部定食チェーン店を
除くと選択肢はほぼない
といっていいのです。
そこで、立ち食いや
吉野屋さんなど
のファストフード店で
サイドオーダーを
充実させるしかないのです。
でも刺身定食を
食べたいときに
困ってしまうのです。
こんな時、僕が向かうのは
銀座ナインの地下街です。
ここには、洋食の名店
「はと屋」さんだけではなく、
夜も定食が食べられる
お店があるのです。
その一つが「一木」さん。
「いつき」と読むようです。

僕は、刺身定食に
生姜焼き単品を
追加オーダーします。
こういう自由な
メニュー構成が
できるのも
ありがたき幸せです。
すると店員さんが、小鉢を
渡してくれてカウンターに
並んだおかずを自由に
盛っていいとのこと。
僕は、お漬物中心に
数品盛りました。
店内は、飾り気がなく、
いかにも新橋、
庶民的な内装です。



これが、小鉢以外の
晩御飯の全貌です。
いやいや、なかなか
立派なものです。
気取りがなく庶民的、
実質本位の盛り付けが
逆に嬉しいのです。
お刺身定食は980円。
ちょっと高いと思いましたが
この品数です。
ネタも悪くありません。
僕は、山葵醤油をつくって
それにたっぶり刺身を浸して、
白いメシの上に乗せ、
パクリといきます。
これが食べたかったのです。
刺身にはやっぱり白メシです。
味噌汁も安定の味。
ご飯が半分以上
なくなるまで、
お刺身を一巡り食べ、
ここでひと段落。
生姜焼きに移ります。
ボリューム満点。
味は、家庭的な味ですが
こういうのがいいのです。
これまた白メシがすすみます。
僕はご飯をおかわりして、
刺身と生姜焼きを行ったり
来たりしながら、時々、
小鉢のお新香でアクセントを
刻みます。とにかく、
定食でガツンとご飯が
食べたかったので超満足の
超満腹です。
落ち着いて店内を見渡すと
さまざまなおつまみで
飲んでいるサラリーマンの
おじさんグループに、
若いOLのおひとり様は
僕と同じ刺身定食を
食べていました。
ここ銀座ナイン地下の夕刻は、
サラリーマンもOLさんも
夜の銀座で働くきれいな
お嬢さんも普通に定食を
食べている不思議空間。
それなにの、妙に懐かしく
落ち着くから
僕は大好きなのです。
<お店情報>
東京都中央区銀座8-7 銀座ナイン2号館 B1F
JR新橋駅 銀座口より 徒歩2分
東京メトロ 銀座線 新橋駅3番または5番出口より 徒歩1分
都営地下鉄 浅草線 新橋駅A3出口より 徒歩3分
新橋駅から228m
新橋駅から231m
営業時間
11:00〜22:00
定休日は日曜日・祝日
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