ここ数日、ハロウィンで
街は賑やかというか
華やいでいるというか、
お祭りは嫌いではない
僕ですが、どうも
このお祭りには
ついていけそうも
ありません。
考えて見れば、
昔から僕は、
世の中の主流に
乗っていけない
タイプの人間だった
ように思います。
ハロウィンは
どうなのかよく
わかりませんが、
大切な家族や恋人と
過ごすはずの大晦日とか
クリスマスなどに、
一人で飲み屋さんに
行ったことありますか?
多くのお客さんは
カップルや夫婦、友人や
仲良しグループですが、
一人客もいないことは
ありません。
僕がよく行く
「常連」の多い店では、
クリスマスなどの
イベントのある日も、
一人でお店に入ることに
何の引け目を感じる
必要がありません。
それどころか、
クリスマスには
ローストチキンや
時にはケーキなど、
イベントごとにサプライズな
メニューやサービスがあり、
まるで我が家のようです。
高級フレンチや
イタリアンなどでとびきりの
非日常を味わうのもいいですが、
予約が取りにくい上に、
クリスマス特別ディナーのみしか
提供しないお店もあって、
僕はおひとり様でない時も、
そこまでしてそういうお店へ
いく必要を感じません。
さて、ある年のクリスマス、
あるお店でのことです。
常連さんの中にも
高級レストランで
ディナーをした
方々もいましたが、
そのあとに顔を出す
人も多く、少しずつ
いつもの顔ぶれが揃います。
繁華街からは少し離れた
住宅街の中、
この店の灯りは
寒い夜に凍える孤独たちの
たった一つの希望のように
ポツンと光を放っています。
吸い寄せられるように、
いつもの常連たちは、
それぞれの孤独を持ち寄り
パーティを開くのです。
そもそも酒場には、
そういう機能があるのでは
ないでしょうか。
人は孤独な生き物です。
ちっぽけな孤独も、
いくつか集まれば
暖め合うことが
できるのです。


