2017年01月09日

「ロングアイランド・アイスティー」名前からして素晴らしい

ロングアイランドアイスティーIMG_0642 (002).jpg
僕は、若い頃、
二日酔いを知らないほど
お酒に強く、毎晩のように
バーに通うような生活を
していたことがあります。
初めて知ったバーが
お酒の美味しさ楽しさを
教えてくれたからです。
嗜好品といういいかたが
ありますが、
まさに探求すればするほど
奥が深い大人の世界なのです。
お酒には様々な
歴史や蘊蓄があり、
それを聞きながら飲むのは
本当にたのしいものです。
今回から、そのお酒に関する
ことも書いていこうと思います。

ロングアイランド・アイスティーは、
その名前に反して、強いカクテルです。
ニューヨーク州のロングアイランドで
誕生したとのこと。
ウオッカ、ラム、テキーラ、ジンの
入ったカクテルなので、かなり
強いのですが、本当に
アイスティーのように美味しく
飲みやすいのです。
女性の方は男性に勧められて
飲み過ぎると危険な
カクテルなのでご注意を。

ただ、このカクテル、
バーによって全然味が違います。
そもそもカクテル自体
そういうものですが、
レシピに従って作っても
微妙な加減で味が
全然変わってしまう
難しいカクテルなのだと
思います。
僕は、今まで本当に
美味しいものは数回しか
飲んだことがありません。
それは、本当にアイスティーの
ように爽やかで、スイスイ飲める
素晴らしいものでした。

今回飲んだものは、
おそらくテキーラが立ちすぎて
爽やかさに欠けるものだったのが
残念でしたが、
そういう味の差を
ああだこうだと想像するのも
カクテルの楽しみなのです。

posted by トッチ at 01:16| Comment(0) | TrackBack(0) | バーが僕を大人にしてくれた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月26日

伝説の店、伝説のハイボール「銀座クール」

登川ハイボールIMG_0774 (002).jpg
ずいぶん前に閉店したらしいのですが、
銀座に伝説のバーがありました。
「クール」というお店です。
僕が、バーというものの
楽しさを知り始めた頃、
ウイスキー好きの先輩に
連れて行ってもらったお店です。
当時僕はビール党で、
バーに行ってもビールばかり
飲んでいたのですが、
その先輩にカクテルの奥深さを
教わり、身分不相応にも
あちこちの名店に
通うようになりました。
といっても、安月給の僕に、
名店といわれるバーの
支払いができるはずもなく、
バー好きの先輩に
毎晩のようにくっついて
歩いていました。

カクテルは美味しいのですが、
やはり甘い。1杯2杯はいいですが、
何杯も飲めません。で、
だいたいビールにいくのですが、
いつ頃からか、
僕は、先輩に教えてもらった
ジンリッキーかハイボールを
飲むようになりました。
そもそも、
この先輩はスコッチ好きで、
その影響を受けて、
僕はその後、スコッチに
のめり込んでしまうのですが、
この頃の僕は、お酒の味も
よく分からず、バーで飲むという
大人の世界の楽しさに
舞い上がっているだけでした。

ある日、その先輩が、
日本で一番旨いハイボールを
飲ませる店に連れて行ってやる!
ということになり、僕はクールに
デビューすることになります。
当時は、サントリーが
ハイボール大キャンペーンを
展開するはるか昔で、
ハイボールは、なんだか
おやじ臭い印象のお酒でした。
ただ、飲んでみると、
その印象はガラリと
変わります。
ほのかに甘くさわやかな
香りを帯びたキックの強いソーダの泡が
プチプチと鼻先ではじけるときの幸福感。
ウイスキーは香りなのです。
これを知って以来、僕はハイボールの
とりことなったのです。
古川さんという名バーテンダーが
目の前で、素晴らしい手際で
つくってくれるハイボール。
僕にはキラキラと輝いて見えました。

かつてそれほど飲む人の
いなかったハイボールは、
サントリーのおかげで
いまや大人気。
ウイスキーのモルトが
足りないというニュースも
聞くほどです。
でも、何だか、
僕だけのハイボールが、
人気者になって、
僕のもとから去っていくようで
寂しい気分でもあります。
尿酸値のせいもあって
蕎麦屋でも居酒屋でも
ラーメン屋でもハイボールを
飲むことが多くなった僕ですが、
たまには、いいバーに行って、
本当に美味しいハイボールを飲みたいと
思うのでありました。


ラベル:酔っ払い
posted by トッチ at 22:47| Comment(0) | バーが僕を大人にしてくれた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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